先日の記事にてPS3のHDDを大容量のものに交換、余ったHDDを外付化するためにAmazonへ注文していたS-ATA 2.5インチ用外付けケースが届きましたので、早速レビューしてみようと思います。
玄人志向 GW2.5AV-SU2
一つ目の商品が玄人志向。玄人志向 2.5型HDDケース SATA接続 HDD/SSD対応 USB2.0対応 ブラック GW2.5AV-SU2
内容物詳細
・ケース本体
・Y字USBケーブル
・HDD固定用ビス
・ドライバー
・合皮ケース
・マニュアル
玄人志向。久しぶりにこの顔みました(笑) 数年ぶりです。以前グラフィックボード等でよくお世話になりました。
梱包簡素化、マニュアルなし、サポートなしの代わりにお値段が安いのが特徴ですよね。
組み立て
では早速組み立て(という程でもありませんが・・・)作業に移ります。
ケースは値段のわりにあまり安っぽい感じはしません。つや消しマット調で落ち着いたイメージです。これは予想外にイイ感じです。
まずケースの蓋を外します。ビス止めされていないので、なんの抵抗もなく取れるハズです。
中に除湿用シリカゲルが入っていました。中に入れたままではHDDが入らないので注意してください。
左がデータ用スロット。右が電源用コネクタ。
黒FatPS3から外したHDD。確認するとSeagate社の中国製でした。わたくし、SeageteとWestern Digitalはいい思い出ありません。当たりが悪かったのか、内蔵3.5HDDを数度イカせました。
容量が少ないので、こちらを会社のノートパソコンでデータのバックアップ、移動用途等に使おうと思います。
先ほど外した蓋にHDDを接続します。間違えようありませんが、最後まで確実に差し込みます。
確実に接続しましょう。
ケースに入れ付属のドライバーで2本ビス止めします。ビスが小さいのでなくさない様、ビス頭がナメらない様気をつけて締めこみます。コツは「押しつけながら回す」です。
ちなみに、この付属ドライバー。あなどれませんねぇ。わりかししっかりとした作りです。玄人志向のこだわりなのでしょうか。今更ですが見直しました。
Amazonのレビューに「ケース内でHDDがガタつくので、HDDに輪ゴムをかけて使用しています」というレビューが数件あったのですが、自分のは気にするようなガタつきはありませんでした。ガタつく要因としてビスをきちんと締めていないのかなと思いましたが、ケースの個体差もあるのかもしれませんね。この金額ですし。あまり多くは望めません。
合皮ケースに入れたところ。
会社や自宅等で使用、持ち運びする場合に重宝しそうです。さすがにチープですが、必要十分ではないでしょうか?防振目的ではなく、[ケースを傷から守る]意味合いのケースですね。
Y字型USBケーブルが付属しています。
通常メインケーブル1本だけで使用できますが、HDDが認識されない場合、電圧足りない場合動作不良の恐れがあります。補助ケーブルも同時に接続する事で問題なく使用出来るかと思います。
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タイムリー GROOVY 2.5
もう一つ同時購入した外付けケース。
タイムリー GROOVY 2.5
内容物詳細
・ケース本体
・USBケーブル
・丸ピン補助電源ケーブル
・HDD固定用ビス
・ドライバー
・合皮ケース
・マニュアル
・CD-ROM [FAT32フォーマットソフト/データリカバリーソフト]
こちらのケースは玄人志向とうって変わって、ツヤのあるピアノブラック。コネクタ接続部分のみマット調です。
ちょっと指紋が目立つ感じです。
オークションで購入した白Fatから外した80G。こちらはフィリピン産TOSHIBA社製のHDDでした。
こちらをPS3の外付け用途で使用したいと思います。
玄人志向商品と同じようにHDDをコネクタに差込み、ケースに入れネジ止めします。
こちらのドライバーは柄が小さく、短く力が入りにくかったです。なので、玄人志向のドライバーを使いネジ止めしました。
インターフェイス。
左より 丸ピン補助電源、USB、アクセスランプ。
左がメインUSBケーブル。右が丸ピンの補助ケーブル。
こちらもHDDが動作、認識されない場合に補助ケーブルをプラスして接続します。
こちらも合皮ケース付きです。右下に「USB HARD DISK」とデザインされています。
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HDDをFAT形式でフォーマットする
組み立てが終わったら、PS3で認識出来るようFAT32形式でフォーマットします。
この作業をしないとPS3に繋げても認識されず使用出来ません。
◆PS3はNTFS形式は認識しないため、FAT32形式でフォーマットします◆
※XP以降のOSで使用する場合、ファイルへのアクセス記録を保持してファイルシステムの整合性を保つなど、NTFSの方が信頼性や安定性が高いためこの限りではありません。
1:未フォーマット状態のHDDをPCに接続し、HDDをフォーマットします。
OSはXPで説明しますが、他OSでも作業内容は同じです。
USBケーブルで外付けHDDをパソコンに接続します。
※未フォーマット状態なので、この時点でマイコンピュータを覗いてもHDDは認識されていません。
スタート → コントロールパネル を開きます。
パフォーマンスとメンテナンス → 管理ツール → コンピュータの管理 と進みます。
左のタブにある ディスクの管理 をクリックすると、右タブに現在PCに接続されているHDDが表示されます。
先ほど接続したHDDが 不明なデバイス 未割り当てHDD として認識されます。
2:次にGROOVYに付属されていたCD-ROMをパソコンのCDドライブに入れ、Fat32Formatterをインストールします。玄人志向には付属されていませんが、同じソフトをベクターから無料でDL出来ます。他にもフリーソフトであると思いますが、シンプルで簡単に作業出来るのでオススメです。
3:①接続した未フォーマットのHDDをプルダウンメニューより選択。
②「未割り当て」 クリックして選択(緑色になる)
③フォーマット開始
※注意※間違えて他のドライブをフォーマットしないよう注意。
4:フォーマットを開始し、緑色のステータスバーが右端までいけばフォーマット完了です。
フォーマットを開始する前に赤丸のクイックフォーマットにチェックを入れるとフォーマット時間を短時間で終了する事が出来ます。大抵の場合クイックフォーマットで問題ありませんが、完全フォーマットしたい場合はこの限りではりません。
5:問題なくフォーマットが完了すると、マイコンピュータ内に新しくHDDが認識されているハズです。
クリックしてHDDサイズを確認してみましょう。※40GのHDDは実質容量37.2G程度です。
6:PS3で正しく認識されるか確認してみます。
フォーマットが完了したHDDをPCから取り外し、USBケーブルでPS3に接続してからPS3の電源をオンにします。
7:先日インストールしたMultimanagerを起動し接続されたドライブを確認してみます。赤枠で囲ってあるドライブが外付けHDDです。問題なく認識されているようです。※画像は80G HDD
HDDへゲームをインストール(バックアップ)する
まず、Multimanager画面でL1ボタンを何度か押し、画面表示をファイル参照メニューにします。
画面左赤枠内が内蔵HDD内部データです。
左アナログスティックを動かし、外付けHDDを選択(画面左下黄色枠)。すると右側に選択した外付けHDDの内容ファイルが表示されます。
ここで右上のピンクのだ円で囲ってある箇所、[dev_USB000] という名前を確認します。
外付けHDDの隣にあるUSBファイルは、Multimanagerやエミュ等が入っているUSBメモリーです。
こちらはピンクのだ円箇所 [dev_USB006] となっているのが確認出来ました。
※この作業は接続したHDD(USB)の名前を確認するためのものです。
次にゲームのインストール作業に移ります。
Multimanager起動状態でディスクを入れ、ゲームファイルをXボタンで選択すると「BD-ROMからHDD(内蔵)へコピーしますか?]と聞かれるので、今回は外付けHDDにインストールするので[いいえ]を選択。
[BD-ROMから外部USB000?機器にインストールしますか?]と聞かれるので、[はい]。
※先ほど確認したUSB(外付けHDD)ドライブ名を確認してインストールします。
※自分の場合外付けHDDはUSB000と認識されましたが、ファイル名数字が変わる場合がありますので先ほどの画面をよくご確認下さい。
HDDへインストールする時と同様にコピーが始まります。
ゲームディスクデータ容量によって時間にバラつきがあります。このファイルは12G程あり、コピー時間は28分弱でした。
※Press/ \ to abortの「/ \」の意味はコントローラボタン「△」の意味です。押すとコピー作業がキャンセルされます。他にMultimanagerで見かける意味不明な明記に「[ ] 」がありますが、これは「□(四角)」ボタンの意味です。自分はしばらく悩みました・・・。
コピーが終わり、XボタンでMultimanagerのメインメニューに戻ります。
ちょっと見づらいですが、黄色のアンダーバーで印してある箇所
一番上がPS3に入ったままのBD-ROM
二番目がUSB000スロットにインストールしたゲームデータ
三番目が内蔵HDDにインストールしたゲームデータ です
外付けHDDから問題なく起動できるか確認してみます。
外付けHDDにインストールしたゲームデータを選択しXボタンを押しロード。
次に[ゲームを始めるにはXMBへいきすよ]と表示されるので[はい]を選択し〇で決定。
自動でXMB画面に切り替わるので、XMBの /app_home_/PS3_GAME/ にカーソルを移動すると先ほどのタイトルが表示されるはずです。ここで〇ボタンを押しゲーム起動。
問題なく起動できました!
外付けHDDからでも問題なく遊べます!
あまったHDDの老後問題解決です!
どっちのケースがオススメ?
今回の外付けケース、どちらを選んでも間違いなく使用できますが、専ムおすすめは玄人志向ですね。
まずケースの見た目。これは完全に玄人志向。値段のわりに高級感があります。
GROOVYのピアノブラックは手垢、指紋が目立ち、ちょっとチープ。
それからUSBケーブルの問題。
玄人志向はY字の補助電源ケーブルも同時にスマートに接続出来ます。
しかし、GROOVYの方は別にもう一本ケースに接続し、線がごちゃごちゃになりかねません。
ここは玄人志向一択といった感想ですね。ケース内でHDDが暴れるという事もなく、安心して持ち運びも出来るかと思います。
おすすめHDD
今回専ムは余ったHDDを活用しましたが、これから交換・換装する方はHDDの選択に気をつけて下さい。S-ATAの2.5インチを選択すれば基本問題ありませんが、発熱の少ない5400rpmのものがいいと思います。
7200rpmは多少の読み込み速度アップが望め、若干のロード速度が速くなる可能性がありますが、発熱が半端ないです。
ただでさえ熱暴走するPS3にそんな爆弾を抱えさせるのは無謀です。
HDDの信頼性、回転数、G単価コストパフォーマンス を考慮すると専ムおすすめは信頼の日立ブランド500Gです。
PS3は1Tまで認識出来ますが、G単価コスパが高いのが500Gです。
ソフトによりますが、500Gでも30本程度は格納する事が出来るので問題ないと思います。
交換して余ったHDDをどうにか活用方法はないかタンスの上でホコリ被っていましたが、やっと整理出来ました。
内臓HDDを大容量のモノへ換装、余ったHDDの活用方法にお役立てください。(。・ω・)ノ゙