disney
震災後からネットでは数度目にしていたディズニーランドの神対応。
昨夜、Mr.サンデーの特集を見て、改めて心を打たれたので記事にしてみました。


3.11
震災当日、ディズニーランド・ディズニーシーには7万人の来園者がいたそうです。
地震発生直後、来園者の安全確保、誘導などを個々のキャスト(従業員)が誰に言われるでもなく迅速、的確に行っている映像を見ました。※視聴者提供映像

通常、大きな会社ともなれば防災訓練などは行っていると思いますが年に一度、形だけ・とりあえず・毎年の事だから・・・この程度の意識社ばかりだと思います。

しかし、このディズニーランドでは常日頃から震度6を想定した防災訓練を、年間180回以上も行っていたそうです。
日頃から『想定』していたんです。


昨今は、何かあれば『想定外』で済ませようとする人、企業、国。
【想定外】を【想定】しなければなんの意味もなさない危機管理。
企業のみならず、人間、生きている限り個人一人一人が常に生活の中で危機感を持ち過ごさなければいけないと思うんです。

『万が一こうなってしまった時はどうすればよいか』
『万が一こうなる前にこうしておう』


専ムは小学生の頃から心配性(心配症?)です。
お出かけする時なんか、「あれ、カギかけたっけなぁ・・・」「ストーブの火消したかな・・・」「ガスの元栓・・・」・・・
靴履いて玄関を出てから、再度家に入って確認。しょっちゅうです(笑)
結婚してからは減りましたが・・・

いいんです。こんな自分好きですよ。心配過ぎて悪いって事ぁ別にないですからね。周りにはウザがられますが。
逆はしかり。
危機管理とはちょっと意味が違いますが、相通じるものは多いと思います。


ダッフィー

地震発生30分後には地震対策本部を立ち上げ、ゲストの安全確保に務めたディズニーランド。

キャストの9割はアルバイトスタッフだそうです。
マニュアルには無い個々のキャスト対応。ショップのぬいぐるみをゲストへ防災頭巾として使うよう無償供給したり、販売しているお菓子なども提供。途中雨が降り始め、ゴミ袋やダンボール、ショップのお土産用の袋などを提供し雨よけに。

普通、いちアルバイト店員がそこまで機転を効かせた対応、行動って取れるものでしょうか?
にわかには信じられませんが、ディズニーランドで働いているキャストのプロ意識、使命感、日頃からの危機感、行われていた危機管理防災対策。それらが相まっての今回の「神対応」という評価だったのでしょう。
キャストも被災者という立場の中でのあの行動には感動させられました。


夜には防災用に備蓄していた食料が配給されていました。
5万人が3・4日過ごせるだけの防災用の食事を完備していたそうです。

いや、すごい。すばらしいですよね。
ここまでの危機管理対策を行っている企業って日本全国他にあるんでしょうか?


無償でお菓子やぬいぐるみ、ゴミ袋や食料などを支給するキャストの姿を見た自分は、完全にディズニーランドという夢の国のファンになってしまいました。



ただ、専ム。

産まれてこのかた一度もディズニーランドへ行った事がありません。
というオチ。
30半ばになって一度も行った事がないとなると、なかなか珍しい生き物として扱われます。

次女が3歳くらいになったら家族で行けるといいな。
その時にはあの日、素晴らしい対応をしてくれていたキャストが出迎えてくれるのでしょうね。


なんでもAmazonで検索する日常。
当然「ディズニーランド」で検索してみると、気になる本を見つけました。

社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった―そうか、「働くこと」「教えること」「本当のサービス」ってこういうことなんだ!
 
9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方

この本を読めばもう少しディズニーの秘密、懐がわかるかもしれません。